大学生時代レンタルビデオ店の最大手のフランチャイズ店で約3年間ほどバイトをしていました。やっていたのは大学1年の夏くらいから4年の最後の方まで。
レンタルビデオ店にDVDやCDをよく借りに行く人は
「自分の好きなことをバイトにできそうだからバイトしてみたい!」
と思っている人もいるかと思います。好きなことをバイトにするのって憧れますよね。
今回はそんなレンタルビデオ店でバイトしていた筆者から見た、レンタルビデオ店のバイト内容などをご紹介していきます。
もし応募を検討している方がいれば参考にしてみてくださいね。
レンタルビデオ店のバイトを選んだきっかけは?
私がレンタルビデオ店のバイトを選んだきっかけはもちろん
「映画や音楽を聴くのが趣味で趣味を仕事にしたいと考えたから」
自分で書いていてもわかりやすいですね・・・。
元々中学生くらいから音楽に興味を持ち、JPOPを中心にレンタルビデオ店でCDを借りまくっていました。
また親の影響なのか映画も見ることが大好きで同じくレンタルビデオ店でDVDやビデオ(まだBlu‐rayが主流でなかったので・・・)も借りていました。高校生くらいから深夜アニメも見始めていたのでその辺も影響しています。
大学生になった私はバイトするなら趣味を仕事にしたいと思いレンタルビデオ店のバイトに応募することを考えていました。
レンタルビデオバイトではどんなことをする?
私がバイトしていたレンタルビデオ店は、某大手レンタルビデオ店のゲーム販売をあまりしていない方の会社です。
その会社は店によって直営店とフランチャイズ店があり、私はフランチャイズ店で働いていました。
フランチャイズ店とは?
フランチャイズ店とは、店自体はレンタルビデオ店の会社が持っているのではなく、ゲーム販売や本屋を併設した会社に業務を委託してレンタルビデオ事業を運営している店舗です。
結構レンタルビデオ店ではこーゆー店舗形式を取っている店も結構多いです。
そのためレンタルビデオ業務の他本屋やゲームなどの販売などを行う可能性もあります。面接や雇用などもレンタルビデオ店の名前ではなく本屋として行われました。
フランチャイズ店でない場合にはレンタルビデオ店直営として運営することになりますが、バイトの身としてはあまり業務は変わりません。
私の店舗ではレンタルビデオとTVゲーム販売や本屋としての業務をする可能性がありましたが、フロアが1階と2階で分かれていたため、レンタルビデオとしての業務しかやりませんでした。そんな中で私がやっていた業務を中心にどんなことをやるのかご紹介していきます。
①レンタル用CD、DVDの貸出受付(レジ業務)
レジでお客さんが持ってきたレンタルCDやDVD、コミックなどの貸し出し作業とお会計をします。レンタルビデオ店は会員カード制なので持っていない人には新規会員の案内をしたり更新受付などもします。
延滞した商品をレジに持ってくるお客さんもいるので、延滞料金の案内なども仕事の1つです。またキャンペーンの案内や割引クーポンの促進などお客さんに案内する業務なども場合によっては発生します。
レジ業務はバーコード読んで会計して終わりというわけにはいかず、利用する泊数の確認やポイントの確認などいろいろ覚えることも多かったりします。
②レンタル用CD、DVDの返却業務(POS、棚に戻す)
通常の返却は返却ボックスと呼ばれるところにお客さん自ら置いてもらい、店員がそれを定期的にパソコンを使って返却作業します。それを元にあった棚に返却する業務があります。
ココが初心者には一番大変です。ものを見ればざっくりとしたジャンルなどわかりますが、それがどこに置いてあったのか把握する必要があり意外と記憶力を有します。
映画やTVドラマを見るのが好きな方や音楽を聴くのが好きな方は、比較的慣れやすいでしょう。
③お客さんからの質問、クレーム対応、電話での問い合わせなど
お客さんからもいろんな質問が来ます。
「XXって映画はどこにあるの?」
「XXって曲が入っているCDはどれ?」
「お兄ちゃんのオススメの映画って何よ?」
たまにちょっとした無茶ぶりのように映画やCDのオススメなどを求められます。
またクレームなどの対応もやります。
「DVDが傷で見れなかった!」
「CDが聞けなかった!」
と怒りながら来るお客さんもいるためお客さんを怒らせないように対応する必要があります。
また電話での問い合わせも多く、
「XXの映画って戻ってきていますか?」
「XXのCDはいつからレンタルが開始になりますか?」
など最新の情報を理解しておく必要もあります。
④新規入荷の準備やキャンペーン、特集棚などの作成の手伝い
新商品を棚に配置するための準備も仕事の1つです。店に届いた商品をレンタル用のパッケージに準備したりする作業もあります。
商品をオススメする棚などは定期的に入れ替えをするので、その手伝いだったり自分で組んだりします。
映画の場合は映画館で新作映画をやる作品の特集を組んだり、人気アニメの紹介やニュースになったものを取り上げたりなどいろんなことをやります。
実際この辺はレンタルビデオの会社からPOPやポスターなどが届き、このように組んでくださいと指定が入ることが多いです。そのため1から作るわけではないので楽と言えば楽です。
会社から届いた特集だけでなく店独自でやっているものも結構あるため、社員さんに提案して専用棚を作るといったことも可能です。
⑤掃除などの雑務、棚卸
その他雑務です。フロアの掃除(店舗によってはトイレ掃除なども)、荷物運びなどの雑用、定期的に棚卸などもあります。
どんな人がバイトにはオススメ?働いている年齢層は?
実はやることが多いです
ここまでで実際レンタルビデオ店の店員がどんな仕事をやっているか紹介しました。実は結構やることが多く、覚えることが多いです。
大体はやっていけば慣れるので覚えることが嫌。単純作業がいいという方にはオススメはできません。
レンタルビデオ店で仕事している人が音楽や映画、アニメ、ドラマなどレンタルビデオ店の取り扱う商品が好きな人が多いです。
全く音楽を聴かない、映画を見ない、ドラマやアニメを見ないという方はすべて一から覚えることになるためあまりオススメはできません。
働いている年齢層はまちまちですが若い人が多いです
働いている年齢層は結構まちまちです。大体朝10時くらいに店が始まり夜12時くらいまで営業していることが多く、朝番と昼もしくは夜番で分かれてシフトを組んでいることが多いです。
そのため昼間は主婦やフリーター、夜は学生が中心になることが多いですが全体的にみると20代が多いと思います。
店員同士の会話に共通なものを作りやすい
結構みんな店員は映画や音楽好きな人が多いので共通の話題で盛り上がったりができます。他のバイトだと話す話題がなくて困ったりすることがありますが、そこまで話題に困ることなくコミュニケーションをとることができます。
バイトは忙しい?それとも暇?きついところはどんなところ?
今と昔では結構レンタルビデオ店の忙しさって違います。
私が働いていたころは動画配信サービスもほとんどなかったですし、音楽ストリーミングサービスもyoutubeもそこまで広まっていなかったことも関係してレンタルビデオ店い物を借りに来る人が今以上に多かったです。
そのためクーポンの配布や半額デーなどの日にはレジに長蛇の列ができることも結構ありました。
しかし今は違います。一時期の利用客に比べると激減しているためその分暇ですが、従業員数も削られているところも多く、1人1人の仕事量は変わらないはずです。
特に金曜の夕方以降や土日などはレジに列ができて混み合うことも多いです。
ただ、レンタルビデオ店の場合レジ業務の他にDVD、CDを棚に戻す作業もあるため客するに比例しないときもあります。
レンタルビデオバイトのちょっとした裏話などは?
そこまで大したことはありませんがいくつか裏話を紹介していきます。
女性の店員さんもAVパッケージには見慣れています
レンタルビデオ店で客側の目線だと、男性がAVを借りる際には女性店員に合わないよう工夫したりを考えると思いますが、店員目線からすれば見飽きていることが多いため特に恥ずかしいと感じることもなく、いたって普通に過ごしているのが実情です。
私は男ですが、同僚の店員に聞いている感じだと最初は抵抗があったけど他の商品と同じく慣れるものらしいです。店舗によると思いますが、女性でも18禁のスペースにDVDを返却に行くときもあります。
店員はオタクになりやすい
元々レンタルビデオ店で取り扱う商品が好きだったりする人が多いですが、他の店員にオススメされたりして新しいジャンルやよりマニアックな商品に手を出しやすいです。なんせ商品が目の前にありますからね。
そのためそのジャンルにどんどんハマってオタクになるような方も結構います。それは長期間働けば働くほどなるようです。
私も最初はロボットアニメしか見なかったのですが、レンタルビデオ店で仕事することになり、最終的にはアニメ全般のオタクになり果てました(笑)。
まとめ
3年ほどレンタルビデオ店でのバイトをしていましたが、自分の趣味を活かせる仕事としてレンタルビデオ店はオススメの仕事だと思っています。
しかし今は色んな動画配信サービス会社や音楽配信サービスなどがあるため少しずつ店舗が減ってきていますが、ネット環境があまり得意でない層がいる限りはまだまだ残る仕事だと思っていますので、映画や音楽鑑賞が趣味の方はぜひバイトに応募することをオススメします!